2010年12月20日

寮での生活

どうも、ショウヘイです。

キャンパスの一部
僕は日本の大学に通ったことがないので、これは自分のイメージからなのですが、日本とカナダの大学を比べたときに大きく違うのは、キャンパス内に寮があるってことじゃないかと思います。(”私の大学、日本だけどキャンパス内に寮があるよ”って言う人がいましたらお知らせください。) 他の学生と一緒に勉強するだけでなくて、同じ屋根の下で一緒に生活をするっていうのは独特の環境だと思います。
寮には学部に関係なく人が集まるので普段知り合うことのできないいろいろな人と知り合えるチャンスですし、同じ寮に住んでいる人たちにはちょっとした一体感みたいなモノも感じられ特別な仲間意識も生まれるように感じます。また、各寮で行われるハウスパーティーやハウスイベントは寮に住むことの特典の一つです。
僕が寮に住んでいたのはもう2年半前の話になってしまうんですが、今回はマウントアリソンでの寮生活がどんなものなのか書いていこうと思います。



寮選び
マウントアリソンには十数個の寮があって、それぞれの寮には独特のテーマをいうかカラーがあります。本当に寮ごとに違いがあって、ある寮はパーティーハウス、またある寮はインターナショナルな雰囲気、そのまた違う寮はミールホール(食堂)の真横にあるという立地条件のよさ、また違う寮はホテル並にキレイな内装で知られていたりと、本当に寮によって様々です。
ここで一つ強調しておきたいのは、自分にあったタイプの寮を選ぶことは有意義で快適な学生生活を送るのに欠かせない、と言うことです。
どんなに設備が良くても、静かに勉強したいタイプの人がパーティーハウスに入ったら、ノイズや騒音にイライラするのは目に見えていますし、逆に社交的な性格なのに1人部屋ばっかりのプライベート重視の寮に入ってしまったりしたらそれもストレスがたまるはずです。
自分に合わない寮に入ってしまったばっかりに大学生活全体に影響が出るのではもったいないです。寮選びはぜひ慎重に行いましょう。
といっても、情報を得るのがなかなか難しいといったのが現状だと思います。寮について日本語で書かれている情報はゼロに等しいし、 英語でだってそんなにあるかどうかわかりません。
なので、ここではそれぞれの寮がどんな特徴を持った寮なのかということを簡単に紹介していこうと思います。
(注:寮の雰囲気は住んでる人や時代で変わってくるし、新しい寮もできたりすると思います。なので、これから書くことはあくまで2007年から2011年まで僕ショウヘイが感じた寮の雰囲気や特徴であるとご了承ください。)


サウス、ノース、その他
まず、寮の区分から。キャンパスのどこに位置するかで寮は3つのタイプに分かれています。

サウスサイドの寮の一部
一つ目はサウスサイド(South Side)。これはキャンパスの南側に位置するのでこう呼ばれています。
このグループの良い点は、フィットネスセンターやジム、スチューデントセンターに近いことです。サウスサイドにある寮なら徒歩2分くらいでジムなどに行けます。冬場の寒いときにこの近距離は結構重要で、フィットネスセンターに毎日でも行って運動したいっていう人はサウスサイドの寮がオススメかもしれません。
欠点としては、全体的に寮が古いのでいろいろなところで立て付けが悪かったりシャワーだとかトイレだとかがちょっと痛んで来てるところが多いです。ホテルみたいな施設を想像して行くと痛い目を見るかもです(笑) でも、大学も修繕が必要だって言うのは分かってるようで最近(2010年秋)では寮のトイレやバスルームが最新式にアップグレードされたりしてるので、建物が古いのはこれからあまり気にならなくなるかもしれません。
それから、サウスサイドのもう一つの欠点はミールホール(食堂)から離れているということ。ミールホールはキャンパスの反対側にあるのでサウスサイドからはキャンパス内で一番遠いところに位置しています。徒歩で行くとだいたい10分くらいかかります。”なんだ10分くらいか~”って、思った方、これ、気温がマイナス20度を下まわる冬場には本当にツライんです・・・。他の大学だと地下トンネルがあって外に出ずにでもビル間を行き来できるところもあるみたいですが、マウントアリソンにはそんなものありません・・・。朝昼夜と食堂で食事をする場合は、1日に往復20分×3回の計1時間ほど外を歩くことになります。
寒い中、雨の中、風の中、外を1時間を歩くのはイヤだという方、どうぞ食堂に近いノースサイドの寮をお選びください。


ノースサイドの一部。左はハーパー。右はミールホール。
二番目のグループはノースサイド(North Side)。その名のとおりキャンパスの北側に位置しています。このグループの寮は比較的あたらしい寮が多いので設備がサウスサイドに比べ充実しています。利点と欠点はサウスサイドの逆だと思ってもらえれば良いです。

利点
  • ミールホールが近いので(多分100メートルも距離ないです)なので冬場はすごい助かる。
  • 寮がキレイ。

欠点
  • スチューデントセンターとかジムとかフィットネスセンターからすごく遠い。なので毎日ジムいって体を動かしたいとか言う人にはちょっと合わないかも。ただ、一部の寮(キャンベル)には備え付けのミニジムがついています。

サテライトレジデンスの一つ、パビリオン
第3のグループ:サテライトレジデンス(Satellite Residences)
このグループの寮はキャンパスの外に位置している比較的小さな寮です。それぞれの寮にはいろいろとポリシーがあって、動物と一緒に過ごすアニマルハウスだとか健康と環境にやさしく生活をするSustainable Residenceなんてのがあります。
僕はこのグループの寮にあまり行ったことがなくて、外をちょっと通りがかったりするくらいなのであまり詳しくないんですが、どの寮にも共通して言えることはみんなサイズが小さいということと、それからキャンパスよりちょっと外れた所にある、ということです。
動物が好きだ、環境保護に感心があるなど特別な興味やライフスタイルを求めている人には最適な場所かもしれません。寮のサイズも小さい所では20人くらいと本当に小さいので、寮というよりはちょっと大きめな家に住むといった感じだと思います。なので一緒に生活している生徒の結びつきは他の寮よりも強いかもしれないです。



1人部屋はある?
キャンベルのシングルルーム
”ルームメイトと一緒に学生生活を送るのも良いけど、やっぱり自分の空間もちゃんと持ちたい”って言う人にはもちろん1人部屋もあります。
部屋の種類は1人、2人、3人部屋とあって、数えたことがあるわけじゃないのでわからないのですが一番数が多いのは2人部屋、その次に1人部屋、そして3人部屋の順だと思います。
最近だと(2009年~2010年)生徒の数が急に増えて寮にある部屋の数が足りなくなったので1人部屋を2人部屋にしたり2人部屋を3人部屋にするってことがありました。これからどうなるかはわかりませんが、もしかしたらこのまま1人部屋の数は減っていくかなぁと思います。
いずれにしても自分の好きな寮に部屋を取るには早めに申し込みをするに越したことはないです。申し込みはマウントアリソンのウェブサイトからできるので入学が決まったら早めに寮を決めて手続きを済ませましょう。



寮にあるもの
寮によって何が備え付けてあるかは若干違ってきますが確実に取り付けてあるものとしてはベッド、机、クローゼット、洗濯機・乾燥機です。
ベッドはカバーが付いているのでわざわざ買う必要はないです。ただ、掛け布団は一緒に付いてこないので買わないといけません。寮から20ドルで掛け布団を一年間借りられるんですが、メチャ薄いぼろ切れのような毛布なのであんまりオススメしません(笑) 掛け布団は自分で選んで買いましょう。布団を買う場所は学校の近くにないので隣町にショッピングに行くとき(インターナショナルオリエンテーションのときとか)に買いにいくようにしてください。そこで買わないと、学校が始まってから買いにいくのは面倒です。
洗濯機と乾燥機はコイン式なので常日頃から25セントコインと1ドルコインを取っておくようにしましょう。それと洗濯洗剤は自分持ちなので自分のものを買わないといけません。
それから収納スペースは結構少なめなので服をいっぱい持ってる人は絶対に収納はいっぱいになります・・・。

と、こんなところがざっとした説明なんですが、いかがだったでしょうか?
もっと知りたいことやコメント、質問がありましたら遠慮なくコメント欄、メール、facebook、twitterまでお願いします。
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