2010年12月21日

マウントアリソンのパソコン事情~ワイヤレス、備え付けパソコン、自分のパソコン~

今回はマウントアリソンのパソコン事情についてちょっと書いてみようと思います。




Campus-wide Wireless Connection
マウントアリソンはワイヤレスでインターネット接続ができるのでWi-Fiのついたパソコンなら簡単な設定もしくは設定なしで、キャンパス上ならどこからでも高速なインターネット回線に接続できます。
・・・まぁ、どこからでもって言うのはちょっと言いすぎかも知れませんが。図書館の隅っことか寮のベースメントとかに行くとインターネットにつなげるのはちょっと難しいです。まぁでもよほど変な場所に行かない限りキャンパス内なら90%の場所でインターネットは使えます。


備え付けのパソコン
Dunnにあるラボ。キャンパス上で一番大きい。
キャンパス内には生徒が使えるように共用のパソコンがおいてあります。詳しい台数は数えたことが無いのでわからないですが、図書館に数十台、Dunn Buildingに数十台(ここにはMacとUnix系のマシンもあります)、それからAvard Dixonにもコンピューターラボが2つあります。たぶん合計で100~200台くらいのコンピューターがキャンパス上にあるのではないかと思います。
パソコンにはMicrosoft OfficeやOpen Officeなど、授業に必要となるようなソフトは大抵入っています。また、日本語や他の言語でのタイピングも出きるようになっているのでとても便利です。
一つ気をつけなければいけないのは、共用のパソコンは電源が切れるとハードディスクに保存されたデータが消去されるように設定されています。なので作成した文書などをパソコンのハードドライブにセーブしてしまうと次に使うときには消えてなくなってしまいます。何日もかけて作ったパワーポイントやエッセイを間違ってハードドライブにセーブしたばかりに次の日には消えていたなんて笑い話にもなりません・・・。必ず自分のフラッシュドライブに保存したりEメールで自分に送るなどしましょう。


自分のパソコンは必要?
学校に備え付けのパソコンがあるなら自分のパソコンを持っていく必要はないかというと、そんなことはないです。やっぱり自分のパソコンを持っていくのに越したことはありません。学校にあるパソコンはちょっと古いので動作が遅いですし、図書館や他のビルは夜中と朝には閉まっているので、その時間帯は使えないことになります。
また、日中はたくさんの生徒が共用のパソコンを使うので、使いたいときにパソコンが一台も空いていないということもよく起こります。なので自分のノートパソコンがあるならば持ってきたほうが絶対に良いです。


パソコンが壊れたら・・・
もしパソコンの調子が悪くなったらキャンパスにコンピュータサービスがあるので、そこでたいていの場合は無料で見てもらえるはずです。
もしそこで直してもらえないようならダウンタウンにコンピューター屋さんが一軒あるのでそこでも見てもらえます。もちろんそこのお店だと有料になってしまいます。



”こんなことが知りたい”、”ここをもっと詳しく知りたい”ということがあったら遠慮なくコメント欄、メール、facebook、もしくはtwitterまで。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

クラス~サイズ、スタイル、テスト~

大学選びをするときに一番気になるのが、どこの大学がどんな特徴があるのかということ。
今回はマウントアリソンがどのように他の大学と違うのかということについて少し書きたい思います。
マウントアリソンと、トロント大学やマックギル大学などの有名大学とを比べた場合、大きな違いは小さなクラスサイズと教授との親近感にあると言えます。カナダ人の生徒でも留学生でも、この2つの要素が大きな理由でマウントアリソンを選ぶ人が結構います。


サイズ
じゃぁいったいどのくらい少人数制なのって話をちょっと。
これは学科とかとるクラスによって違うと思うので一般化はできないと思うんですけど、自分がとったことのあるコースの感想から言うとマウントアリソンはかなりの少人数制です。自分が主に取っているのはCommerceのコースとComputer Scienceのコースなんですが今学期(4年生の秋学期)に取っているコースの人数はこんな感じです。
Commerceその1: 20人くらい
Commerceその2: 40人くらい
Commerceその3: 15人くらい
CompSciその1: 15人くらい
CompSciその2: 5人
CompSciその3:  2人
平均: 約16人

全体的に言って上の学年に行けば行くほどクラスサイズも小さくなっていきます。一年生のときにとったことのある一番大きなクラスでも100~200人ちょっとくらいしかいなかったと思うので、どんなに大きなクラスでも300人を越えるクラスはないと思います。学部によっても違ってくると思いますが、大体平均だと20~30人くらいのクラスが多いんじゃないかなと。
トロント大学とかカナダの大きな学校だと一クラスの人数が何百人にもなるのでクラスの一番後ろの人は机の上にあるモニターを通して教授を見るって言う話を聞いてますが、それはマウントアリソンではちょっと想像できないです。
というか、マウントアリソンの全学生を集めても2500~3000人位しかいないので、一つのクラスに何百人も入るってことは人数的にありえないです(笑)


スタイル
授業のスタイルはこれまた学科によって違うんでしょうけど、Commerceとかだと教授がクラスの前で教科書を使って説明していくレクチャーとディスカッションのコンビネーション的なクラスが多いです。サイエンス系のコースではレクチャーとラボでの実験と言う組み合わせが主だと思います。
他にも修学旅行(field trip)があるコースやゲストレクチャーを聞いてレポートを書いたり、ムービーナイトがあったりとコースによって内容は様々です。

成績
基本的には中間テストと期末テストによってコースの成績が決まります。コースによっては2~3個中間テストがあったり、期末テストで50%の成績が決まったりと教授やコースによってバリエーションがあります。その他にも、出席やプレゼンテーション、レポートや宿題など、それらの評価を加えたものが最終的な成績になってきます。どのようにコースの成績を決めるかというのは完璧に教授の好みなので、同じコースでも取る年によって教授が代わると、授業内容や評価の仕方はまったく違うものになります。中間と期末テスト一本で成績を決める教授もいれば、クイズや中間やいろいろなアサインメントで評価をバランスよくする教授もいたりと、どんな教授に当たってどんな方法で成績が決まるかというのは本当に運しだいです。



と、今回はマウントアリソンのクラスについて簡単に書いてみましたが、

”こんなことが知りたい”、”ここをもっと詳しく教えて”ってことがあったら気軽にコメント欄、メール、facebook、もしくはtwitterで。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

アパート~どうやって探す?どうやって契約する?相場はいくら?~

高学年になると仲のいい友達もできて一緒にオフキャンパスでハウスシェアやルームシェアをしようという話も出てきます。やはり寮は楽しいですが一緒に住む人を選べないですし、他の部屋のパーティーの騒音で悩まされることもしばしばです。それに引き換え、仲のいい友達とハウスシェアをすれば家賃は寮よりも安いですし自炊すれば食費も抑えられます。
ただ寮を出て家を探すとなると一苦労です。家を見つけて、大家さんに連絡をして、内覧をして、契約書を交わして、引越しをして・・・。

そこで今回はサックビルでどうやってアパートとかハウスを探したらいいのかという話をしたいと思います。



探す
ぶっちゃけた話、サックビルで家を探すのは結構簡単です。場所や内装などを選り好みしなければすぐに住む家は見つかると思います。

家を探す方法は大きく分けて二つあります。
SACのHousing Directory

一つ目はSACのリストを使う方法。マウントアリソンにはSAC(Student Administrative Council, URL: http://sac.mta.ca)という学生団体がありました生徒にいろいろなサービスを提供しています。アパートメントリストもその1つでSACのウェブサイトにいくとhousing directoryがあって、そこからサックビルにあるアパートや家を探すことができます。directoryには物件の情報(家賃、何人用か、期間、インターネット付きかなど)と大家さんの連絡先が載っています。これを使えば効率的に家を見つけることができます。他の学生で使っている人も多いですし、自分もこれで今のアパートを見つけました。
キャンパスの掲示板
もう一つの方法は友達に人づてで聞いてみたり、キャンパスにある掲示板にポスターを見たり自分で掲示してみることです。よくルームメイト募集や入居者募集のポスターがはってありますし、自分でポスターを貼ってみるのも良いかもしれません。


探し始める時期
これは早ければ早い方が良いということになりますが、遅くても引越しする前の年の11月には探し始めた方がいいです。例えば、3年生からルームシェアをしたいなら2年生の11月にはもう探し始めていないと遅いと言うことになります。11月を過ぎてしまうと良い物件はなくなってしまいます。特に大人数(4~5人以上)で家を探す場合はそれよりも早く探し始めた方が良いです。大きな家は数自体が少ないみたいですので、他の家よりも早くなくなってしまいます。

契約
特に難しいことはないです。気に入った物件を見つけたら大家さんに連絡して契約書にサインして、depositを払っておしまいです。
depositはだいたい家賃の0.5~2ヶ月分くらいを、物件を破損した時のための保証金として大家さんに預けます。相当ひどく家をこわしたりしなければ返ってくるものですので、家を明け渡すときに返してもらうように言いましょう。


相場はいくら?
物件の良さにもよりますがだいたいインターネット、光熱費、家賃を全部ひっくるめて1人頭300~500ドルがサックビルの相場です。自分が今住んでいるアパートが2人用のアパートで家賃が月400ドルで光熱費(月40~80ドル)とインターネット(月65ドル)が別で、合計でだいたい1人300ドル弱くらいです。その前にすんでいた所は5人用の家で月1500ドル(光熱費込み)でそれにインターネットで1人頭300ドルとちょっとくらいでした。



家賃の支払い
銀行の小切手を使うのが一般的です。大家さんにとってもこっちにとっても一番手間のかからない方法です。毎月お金を送ることもできますが、あまり現実的じゃないです。大金を持ち歩くのも危険ですし、毎月毎月送るのも手間です。もし銀行口座をもっているなら小切手を作ることをオススメします。



”こんなことが知りたい”、”ここをもっと詳しく教えて”ってことがあったら遠慮なくコメント欄、メール、facebook、もしくはtwitterで。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

洗濯

スチューデントセンターの洗濯室。機械が新しい。
マウントアリソンの寮に付いている洗濯機と乾燥機は(私の知っている限り)すべてコイン式です。寮に付いているのもコイン式ですし、スチューデントセンターに付いているのもコイン式、ダウンタウンにあるコインランドリーももちろんコイン式です。アパートに付いているものも時々コイン式だったりします。
だいたい一回の洗濯と乾燥で2ドルかかりますので、25セントコインで8枚、1ドルコインにして2枚洗濯のたびに使うことになります。なので洗濯するためにコインを日頃から貯めておく必要となります。さぁ洗濯しようと洗濯物を担いでランドリーにたどり着いた後で、しまったコインを持ってこなかった!と気づくのはよくあることです。自分も何回やってしまったことか(笑)
両替してくれるお店とかが近くに開いていれば良いのですがサックビルのお店はほとんど10時前には閉まってしまうので朝早くとか夜遅くに洗濯する場合は要注意です。
お金を忘れてしまった場合のもう一つの対処法は学生カードを使う方法です。マウントアリソンの学生カードはSuicaやnanacoカードのように現金をチャージをしてキャンパス上で買い物ができる機能が付いています。



これでカードを通して洗濯ができる。
例えば、マウントアリソンのスチューデントセンターにあるランドリールームにはこんなパネルがあって、カードをスキャンして洗濯ができるようになっています。これなら現金を持ち歩かなくても良いのでコインよりは便利だと思います。まぁカード自体を忘れてしまったりした場合は同じことなので(笑)、どちらにしても洗濯する時には忘れ物がないか出発前によく確認することが大切です。



外干しはできる?
日本だったら当たり前の洗濯物の外干しですが、ここサックビルでは全く見ることはできません。冬場は氷点下20度にも達する寒さですので濡れた洗濯物を外に干したら乾くどころか凍ってしまいます(笑) なので乾燥は乾燥機を使うのが一般的です。
電気も使うしお金もかかるので、自分も最初はちょっと乾燥機を使うのに抵抗があったんですが慣れてしまうとこれが便利便利(笑) 洗濯物を干す手間は省けるし、1時間以内には乾いてしまうスピーディーさはテストなどで忙しい時には本当に便利です。

Wal-Martの洗濯干し。
服が縮んでしまうのでどうしても自然乾燥がしたいという人はダウンタウンにある1ドルショップに洗濯バサミと洗濯紐などが売っているのでそれを使うといいと思います。あとはちょっと値段が張るかもしれませんがWal-Martなどで直立型の洗濯干しも買うこともできます。

質問コメントは遠慮なくコメント欄、メール、facebook、もしくはtwitterまで。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

2010年12月20日

MtAの日本人~留学生とMASSIEとコミュニティー~

サックビルというカナダの片田舎にある小さな大学からは想像できないかもしれませんが、実はマウントアリソンは日本とのコネクションが結構強いです。日本語を習える日本語のコースがあったり、日本人の教授が(2010年現在)2人在籍していたり、それから夏学期と秋学期には毎年合計100人の短期交換留学生が日本の大学からマウントアリソンを訪れます。そんなに日本との結びつきの強い学校だとは知らなかったのでキャンパスで大量の日本人交換留学生をみた時にはビックリしました。
今回はそんなマウントアリソンの日本カラーあふれるキャンパスについて書いていこうと思います。

日本人留学生
ついさっきマウントアリソンは日本との結びつきの強い学校と言ったんですが、日本人留学生の数だけを見てみると実はそんなことはありません。マウントアリソンの全学生数は2300人ほどで、その中で日本人学生は15~20人ほどです(2010年現在)。だいたい1学年につき3~4人くらいなので、全学生の0.5%から1%ほどです。小さいキャンパスですが全学生の1%しかいないのでキャンパス上で日本人留学生をみるのはごくまれです。同じクラスを取っていなかったりオフキャンパスに住み始めると一週間に一回会うかなぁっというぐらいしかお互いを見ないです。
それでも最近は日本人の留学生数は増えてきている傾向にあって、自分が初めてマウントアリソン来たときからには日本人学生は自分を含めても10人以下でした。



MASSIE(Mount Allison Semester Study In English)
もう一つのグループはMASSIEという日本の関西学院大学からの短期留学生グループです。MASSIEの学生は夏学期と秋学期に50人ずつマウントアリソンに交換留学生としておよそ3ヶ月半訪れます。他の学生と同じように寮にすんで一緒に大学生活を送ります。MASSIEの学生は大学のコースではなくてSpecial Programを取るので、いっしょにコースを取ったり学校関連で何かを一緒にするといったことは特にないんですが、キャンパス上で見かけてあいさつしたりと自然と仲良くなったりすることが多いです。
MASSIEの一番大きなイベントで学期末に行われるものにMASSIE Talent Showがあります。これはMASSIEプログラムを締めくくるイベントで、学生がダンスや歌やミュージカルなどを準備して発表するっていう学芸会みたいなものです。いつも大勢の観客をひきつけるマウントアリソンのイベントの中でも一大行事です。毎年、時期が期末試験と重なってしまうのが残念なんですが、いつも違ったおもしろい出し物があるので勉強の合間に是非行くことをオススメします。


他の日本人@MtA
サックビルには他にも日本人のコミュニティーがあります。マウントアリソンの卒業生でそのままサックビルに残った人、カナダの人と結婚して移り住んだ人、教授として学校で働いている人などいろいろなバックグラウンドを持った人がサックビルには生活しています。学校生活の中で関わることはあまりないので、コミュニティーの日本人と知り合わずにマウントアリソンを卒業するということもあるかもしれません。自分もそれほど町に住んでいる日本人の人を知っているわけではないです。
学校が忙しくてなかなか街に出て日本人を探すなんてできないかもしれませんが、それでもどんな人が住んでいるか知っておいて損はないと思います。サックビルに住んでいる言わば先輩ですから、いろいろな話を聞くのは楽しいだけでなくためになります。
もちろん学校生活も大事ですが、時には町に出ていろいろな人に会ってみるのも忙しくて部屋に引きこもりがちになる学校生活からの良い気分転換になることは間違いないです。


”こんなことが知りたい”、”ここをもっと詳しく教えて”ってことがあったら遠慮なくコメント欄、メール、facebook、もしくはtwitterで。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

銀行

 留学生活に欠かせないのが現地の銀行口座です。こっちで銀行口座を持つと本当に便利です。デビットカードはショッピングの時に現金の代わりに使えますし、小切手は家賃の支払いに最適です。というか、銀行口座をもっていないと授業料を払うときなどには苦労します。なので、もしまだ銀行口座を持っていない人はマウントアリソンに到着したらまず銀行口座を作りましょう。口座を開けるのは簡単ですし銀行の人も留学生には結構慣れているのでやさしく対応してくれると思います。

日系の銀行はある?
サックビルのScotia Bankの支店。
バンクーバーとかトロントとか都会に行けば日系の銀行とかもあるのかもしれないですが、マウントアリソンがあるのは人口5000人のサックビルという本当にちっぽけな街なので日系の銀行なんてあります(笑) でも、どんなに小さな街にも銀行はあるものでサックビルにもカナダ系の銀行が2つがあります。一つはRoyal Bank of Canada通称RBC、もう一つはScotia Bankと言います。どっちの銀行でもそんなに変わりはないと思うんですが自分はRBCの口座を使っています。



サックビルにあるRBCの写真。
 RBCはインターナショナルオリエンテーションのときに口座の開拓にやってくるので、特に問題がなければ作ってしまうのが一番早いです。

もう昔の事で忘れてしまったんですが(笑)、たしか作ったその場で即席の銀行カードを発行してくれるか、一週間くらいで銀行のカードがもらえます。もしかしたらあれからポリシーが変わった可能性もあるので何とも言えないんですが・・・。カードをもらったら後は銀行で引き出しや入金に使えますし、ショッピングの際にはデビットカードとしても使えるので大変便利です。
学校が始まってしまうとなかなか作りに行くのも大変になるので早めに銀行口座は作りますしょう。


知りたい”、”ここをもっと詳しく教えて”ってことがあったら遠慮なくコメント欄、メール、facebook、もしくはtwitterまでどうぞ。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

はじめに~自己紹介・ブログ紹介~

はじめまして、ショウヘイです!
ブログを見に来ていただきありがとうございます^^

まずはこのブログの簡単な紹介から。

このブログでは、カナダにあるMount Allison Universityの大学がどんな学校で、どんな大学生活が待っているのか、紹介していきたいと思います。学費はいくらくらいだとか、生活費はどのくらいだとか、街の様子だとか、生徒はどんな生活をしているのか。知りたいんだけどパンフレットなどには載っていなくて、実際に留学しないとわからないような、そんな情報を書いていこうと思います。

さて、なんでこんなことを書こうと思ったのかといえば、話は自分が留学する時にまでさかのぼります。当時、自分も留学準備でいろいろと情報を集めていて、本屋で本を買ったり、webでブログやらウェブサイトをあさってみたりしていました。でも、大学のコースや歴史やクラブのリストやら、表面的なことを書いてある雑誌やウェブサイトは見つかったのですが、大学生活だとか、実際に留学生活がどのようなものなのか、留学生が本当に知りたいことについてしっかりと書いてあるようなものは見つかりませんでした。

学校のウェブサイトとかパンフレットはあったのですが、やっぱりちょっと物足りない。当たり前だけど、学校から出ている情報なので良い部分のことしか書いていないし、街の雰囲気だとか生徒の生活という学校に直接関係のない部分についてはあまり書かれていない。留学生はそういう生活に密着した情報が知りたいのに。
留学に関する個人のブログもほとんどない状態で、ましてやカナダの片田舎にあるMount Allison大学に限定したものとなると、ほぼゼロの状態でした。
 
留学ってもちろんお金もかかるし入学したら4年間はそこで過ごすことになるので、一生ものの決断です。そんな重要な決断をするのに情報が多いに越したことはないです。 たくさんの情報の中から自分に合ったものをピックアップして、心も体も準備万端で留学するのが理想の留学の入り口だと思います。

自分の行きたい学校がどんな学校で、本当に自分にあっているかどうか知るのに一番良い方法は、 やっぱり実際に大学の生徒に聞いてみることだと思うんです。
商品を買うときだって友達に聞いたり、実際に使った人のレビューを読んだりすると思います。やっぱり、そういう情報の方が安心できますし、実際に使ってみた感想だから自分に当てはまることも多いはずなんです。

ただ、大学選びで大変なのが、「この国のこの大学に実際に行った人に話を聞きたい!」って思っても、その人数が少なすぎること(笑)

そこでこのブログの出番なわけです。

まだまだ書き直したり書き足したりしている最中ですが、自分が留学する時には、そういう情報を仕入れる手段が少なかったので、これから留学を考えている人の留学準備や情報収集の役に立つようなブログを書いていきたいと思います。実際に留学してみて、どんな生活をしたのか、どんな苦労があったのか、どんなおもしろいことがったのか。そういうことを伝えていけたら良いなと思います。

ブログを読むんで実際にメールで質問したいって人も、もちろん大歓迎です^^ 遠慮なくメール、facebookでメッセージください。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara

寮での生活

どうも、ショウヘイです。

キャンパスの一部
僕は日本の大学に通ったことがないので、これは自分のイメージからなのですが、日本とカナダの大学を比べたときに大きく違うのは、キャンパス内に寮があるってことじゃないかと思います。(”私の大学、日本だけどキャンパス内に寮があるよ”って言う人がいましたらお知らせください。) 他の学生と一緒に勉強するだけでなくて、同じ屋根の下で一緒に生活をするっていうのは独特の環境だと思います。
寮には学部に関係なく人が集まるので普段知り合うことのできないいろいろな人と知り合えるチャンスですし、同じ寮に住んでいる人たちにはちょっとした一体感みたいなモノも感じられ特別な仲間意識も生まれるように感じます。また、各寮で行われるハウスパーティーやハウスイベントは寮に住むことの特典の一つです。
僕が寮に住んでいたのはもう2年半前の話になってしまうんですが、今回はマウントアリソンでの寮生活がどんなものなのか書いていこうと思います。



寮選び
マウントアリソンには十数個の寮があって、それぞれの寮には独特のテーマをいうかカラーがあります。本当に寮ごとに違いがあって、ある寮はパーティーハウス、またある寮はインターナショナルな雰囲気、そのまた違う寮はミールホール(食堂)の真横にあるという立地条件のよさ、また違う寮はホテル並にキレイな内装で知られていたりと、本当に寮によって様々です。
ここで一つ強調しておきたいのは、自分にあったタイプの寮を選ぶことは有意義で快適な学生生活を送るのに欠かせない、と言うことです。
どんなに設備が良くても、静かに勉強したいタイプの人がパーティーハウスに入ったら、ノイズや騒音にイライラするのは目に見えていますし、逆に社交的な性格なのに1人部屋ばっかりのプライベート重視の寮に入ってしまったりしたらそれもストレスがたまるはずです。
自分に合わない寮に入ってしまったばっかりに大学生活全体に影響が出るのではもったいないです。寮選びはぜひ慎重に行いましょう。
といっても、情報を得るのがなかなか難しいといったのが現状だと思います。寮について日本語で書かれている情報はゼロに等しいし、 英語でだってそんなにあるかどうかわかりません。
なので、ここではそれぞれの寮がどんな特徴を持った寮なのかということを簡単に紹介していこうと思います。
(注:寮の雰囲気は住んでる人や時代で変わってくるし、新しい寮もできたりすると思います。なので、これから書くことはあくまで2007年から2011年まで僕ショウヘイが感じた寮の雰囲気や特徴であるとご了承ください。)


サウス、ノース、その他
まず、寮の区分から。キャンパスのどこに位置するかで寮は3つのタイプに分かれています。

サウスサイドの寮の一部
一つ目はサウスサイド(South Side)。これはキャンパスの南側に位置するのでこう呼ばれています。
このグループの良い点は、フィットネスセンターやジム、スチューデントセンターに近いことです。サウスサイドにある寮なら徒歩2分くらいでジムなどに行けます。冬場の寒いときにこの近距離は結構重要で、フィットネスセンターに毎日でも行って運動したいっていう人はサウスサイドの寮がオススメかもしれません。
欠点としては、全体的に寮が古いのでいろいろなところで立て付けが悪かったりシャワーだとかトイレだとかがちょっと痛んで来てるところが多いです。ホテルみたいな施設を想像して行くと痛い目を見るかもです(笑) でも、大学も修繕が必要だって言うのは分かってるようで最近(2010年秋)では寮のトイレやバスルームが最新式にアップグレードされたりしてるので、建物が古いのはこれからあまり気にならなくなるかもしれません。
それから、サウスサイドのもう一つの欠点はミールホール(食堂)から離れているということ。ミールホールはキャンパスの反対側にあるのでサウスサイドからはキャンパス内で一番遠いところに位置しています。徒歩で行くとだいたい10分くらいかかります。”なんだ10分くらいか~”って、思った方、これ、気温がマイナス20度を下まわる冬場には本当にツライんです・・・。他の大学だと地下トンネルがあって外に出ずにでもビル間を行き来できるところもあるみたいですが、マウントアリソンにはそんなものありません・・・。朝昼夜と食堂で食事をする場合は、1日に往復20分×3回の計1時間ほど外を歩くことになります。
寒い中、雨の中、風の中、外を1時間を歩くのはイヤだという方、どうぞ食堂に近いノースサイドの寮をお選びください。


ノースサイドの一部。左はハーパー。右はミールホール。
二番目のグループはノースサイド(North Side)。その名のとおりキャンパスの北側に位置しています。このグループの寮は比較的あたらしい寮が多いので設備がサウスサイドに比べ充実しています。利点と欠点はサウスサイドの逆だと思ってもらえれば良いです。

利点
  • ミールホールが近いので(多分100メートルも距離ないです)なので冬場はすごい助かる。
  • 寮がキレイ。

欠点
  • スチューデントセンターとかジムとかフィットネスセンターからすごく遠い。なので毎日ジムいって体を動かしたいとか言う人にはちょっと合わないかも。ただ、一部の寮(キャンベル)には備え付けのミニジムがついています。

サテライトレジデンスの一つ、パビリオン
第3のグループ:サテライトレジデンス(Satellite Residences)
このグループの寮はキャンパスの外に位置している比較的小さな寮です。それぞれの寮にはいろいろとポリシーがあって、動物と一緒に過ごすアニマルハウスだとか健康と環境にやさしく生活をするSustainable Residenceなんてのがあります。
僕はこのグループの寮にあまり行ったことがなくて、外をちょっと通りがかったりするくらいなのであまり詳しくないんですが、どの寮にも共通して言えることはみんなサイズが小さいということと、それからキャンパスよりちょっと外れた所にある、ということです。
動物が好きだ、環境保護に感心があるなど特別な興味やライフスタイルを求めている人には最適な場所かもしれません。寮のサイズも小さい所では20人くらいと本当に小さいので、寮というよりはちょっと大きめな家に住むといった感じだと思います。なので一緒に生活している生徒の結びつきは他の寮よりも強いかもしれないです。



1人部屋はある?
キャンベルのシングルルーム
”ルームメイトと一緒に学生生活を送るのも良いけど、やっぱり自分の空間もちゃんと持ちたい”って言う人にはもちろん1人部屋もあります。
部屋の種類は1人、2人、3人部屋とあって、数えたことがあるわけじゃないのでわからないのですが一番数が多いのは2人部屋、その次に1人部屋、そして3人部屋の順だと思います。
最近だと(2009年~2010年)生徒の数が急に増えて寮にある部屋の数が足りなくなったので1人部屋を2人部屋にしたり2人部屋を3人部屋にするってことがありました。これからどうなるかはわかりませんが、もしかしたらこのまま1人部屋の数は減っていくかなぁと思います。
いずれにしても自分の好きな寮に部屋を取るには早めに申し込みをするに越したことはないです。申し込みはマウントアリソンのウェブサイトからできるので入学が決まったら早めに寮を決めて手続きを済ませましょう。



寮にあるもの
寮によって何が備え付けてあるかは若干違ってきますが確実に取り付けてあるものとしてはベッド、机、クローゼット、洗濯機・乾燥機です。
ベッドはカバーが付いているのでわざわざ買う必要はないです。ただ、掛け布団は一緒に付いてこないので買わないといけません。寮から20ドルで掛け布団を一年間借りられるんですが、メチャ薄いぼろ切れのような毛布なのであんまりオススメしません(笑) 掛け布団は自分で選んで買いましょう。布団を買う場所は学校の近くにないので隣町にショッピングに行くとき(インターナショナルオリエンテーションのときとか)に買いにいくようにしてください。そこで買わないと、学校が始まってから買いにいくのは面倒です。
洗濯機と乾燥機はコイン式なので常日頃から25セントコインと1ドルコインを取っておくようにしましょう。それと洗濯洗剤は自分持ちなので自分のものを買わないといけません。
それから収納スペースは結構少なめなので服をいっぱい持ってる人は絶対に収納はいっぱいになります・・・。

と、こんなところがざっとした説明なんですが、いかがだったでしょうか?
もっと知りたいことやコメント、質問がありましたら遠慮なくコメント欄、メール、facebook、twitterまでお願いします。
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara

インターナショナルオリエンテーション

どうもショウヘイです!

今日はインターナショナルオリエンテーションについて書こうと思います。

オリエンテーションの集合写真
自分の生まれ育った場所から離れて新しい生活を始めるのは誰にとっても大変なことだと思います。それが日本語の通じないカナダでの生活となると、不安も一段と増してきます。今まで知っている場所から離れ、知っている友達や知人とも別れるのは精神的にも負担が大きいです。それに加えてパスポート、ビザの手続き、住むところを探して、銀行口座はどうするのか、どんな服を持っていくのか、電圧は同じなのか、税金はどうすればいいんだろうか・・・?など、やらなければいけないことが山積みです。

どこから手をつけたら良いのだろう・・・。と途方に暮れる留学生のために精神的・物理的な助けの手を差し伸べてくれるのがインターナショナルオリエンテーション(International Orientation)です。

インターナショナルオリエンテーションは一年の初めに留学生のために行われるオリエンテーションで、8月の終わりから9月の初めのだいたい3日間を使って行われます。
年によって内容は若干変わってくるのですが、大まかな流れとしては、Ice Breakerの簡単なゲームで留学生同士の緊張をほぐして交流を計り、ホームシックへの対処法、保険、ビザ、コース登録などについてのセミナーが続き、ショッピングセンターへの遠足(買出し?)、最後にはキャンプファイヤーやタウンレセプションで締めくくられるといった形になります。
他のサービスとして、空港から大学へのの交通手段が必要な場合は、お迎えをお願いすることもできます。これは事前に登録が必要ですが、予約をすると当日に車で空港まで迎えが来てくれます。
オリエンテーションの規模としては、15~20人くらいの学生(主にインターナショナル)がスタッフとしてボランティアで働いています。毎年100人くらいの新入生をマウントアリソン大学に迎えいれますが
、スタッフの学生も新入生も世界のいろいろな国から来ていて、南・北アメリカ、ヨーロッパ、アジア諸国、中東、アフリカなど本当に国際色豊かです。

2009年のI.O. 真ん中にいるのがオレ。
自分も新入生としてそれからスタッフとして3年間インターナショナルオリエンテーションに関わっていました。
新入生としてオリエン テーションに参加した時にできた友達とは、やっぱりその後も長く付き合うことが多かったですし、なにより他の国から同じように留学生としてきた人たちと知り合うことができるのは良い刺激になります。
いろいろとわからないことを先輩の留学生に助けてもらえたのはすごく心強く感じました。そんな影響から2年目からスタッフとしてオリエンテーションを助ける側として参加をしていました。毎年、若い新入生が入学してくるのを見ると「あぁ自分も何年か前はこんな感じだったんだなぁ~」なんて思ったりしています(笑)

このオリエンテーションはいろいろな情報を得るのにはもちろん大切ですが、もっと大切なのは”自分と同じように不安な留学生に会える良いチャンス”だということです。学校が始まってしまうと授業で忙しくて留学生を会うのははなかなか難しくなりますし、特に他の寮に住んでいる人や同じクラスを全然取らない人たちとは普段の生活で接点が全くありません。そういう面から、インターナショナルオリエンテーションに参加することは、自分と似た立場にいる学生と知り合えるといった点でとても意味があると思います。
勉強が上手く行かなかったり、ホームシックになったり、英語でのコミュニケーションに疲れたり、そんなときに状況を理解してくれて支えになってくれるのは同じような経験をしている留学生といったことが多くあります。

もしマウントアリソンに入学する際は是非オリエンテーションに参加してみてください。絶対に損はしないと思います。そして、参加する時には遠慮せずにどんどん知らない人にも話しかけて友達を100人でも200人でも作ってください。留学生がこのように一同に集まる機会は少ないので是非オリエンテーションを活用して友達の輪を広げてみてください。

オリエンテーションの参加は事前の登録が必要になるのでお忘れなく。詳細はオリエンテーションのウェブサイトを参照してください。

マウントアリソン インターナショナルオリエンテーション ウェブサイト(英語):http://www.mta.ca/student_life/int_orient/orientation.html

コメント、質問、もしくはこんなことをもっと書いてほしい、ってことがあったら遠慮なくどうぞコメント欄、メール、facebook、twitterまで!
Eメール:hagiwaraドットshoheiアットgmailドットcom
Facebook: Shohei Hagiwara
Twitter: ShoheiHagiwara